令和6年度町村議会議員研修会(10/25)
議事機関としての質疑質問とは
講師:一般社団法人 地方公共団体制作支援機構 上席研究員 長内紳悟 氏
備忘録
◉東京の人口は過去最高。女性の方が多く、女性の方が東京に行っている。
◉2040年には山形県の生産年齢人口が4割減る。
◉人口を推移を見て今の事ではなく、将来の事を考えて政策を訴える。
◉今後は労働力をどう確保するかが大切
(労働力確保手段)
①女性の活用
②74歳まで働いてもらう。生涯現役社会
③インクルーシブ社会。障害者にも働いてもらう
④共生社会 外国人にも働いてもらう
⇒この人たちをの労働生産性を高める事が必要。そのためにハラスメント対策が必要。
◉現在自治会長などは60代や70代の人が担っている。もし74歳まで働いたら、地域の担い手がいなくなる。
◉みんなが働いていたら地域がもたなくなる。
◉英語教育に特化しすぎると→子どもたちは外国を目指す。
◉学力が高くなればなるほど、地元から離れてしまう。学校教育は人材流出装置
◉10年後、15年後どんな人材が必要ですか?→労働力分布を調べれば何が必要かがわかる。
◉カーナビで例えれば現在地と目的地がわかれば、ルート(やり方)がわかる。つまり現在の人口動態と将来の人口胴体を調べる事で、今必要な事業や施策が見えてくる。
◉埼玉戸田市議会では服装の自由化実施している。服装が変われば、議論が活性化する。
◉「会議室に入る者は、帽子、外とう、えり巻、つえ、かさ…」。つまり上記の服装。
◉働き方を自由化して労働力を確保する。
◉現在の議会規則は時代にあっていないので、議会規則をチューニングする必要がある。
◉福祉の増進とは、不幸をなくす・問題解決する事。
◉不幸を減らす事は、人材流出を止める事。今より幸せにする事が、人を流入させる事。
◉議長室が町長室より上に階にあるので、議長より町長の方が上。(選挙の回数)
◉政策とは「社会に対する働きかけ」。啓蒙活動する事。
◉働きかけがうまくいかなかったら(啓蒙活動)→条例を作って制限を図ったりする。
◉議会で効果的な話し合いができていない。形式ばっている。意見発表会になっている。現在話し合いになってない。
◉現在の議会は問題定義→検討します…で終わっている。
◉話し合いとは、問題を掘り下げていく事。
◉聴す(ゆるす)→相手を認めて聞き入れる=好意の伝達。議員は話す事が得意で聞くことが疎かになっている。
◉聞く力が議員には備わっていない。聞くトレーニングををする必要がある。
◉仄聞…とは、うすうす聞くこと。
◉事実がないと意見がわかれる。例えばボトルにワインが半分入っていたとする。その状態を多いか少ないかと尋ねると、多いと答える人もいるし、少ないと答える人もいる。意見が主観とならないように、根拠となるデータや定量的な数値を表すことで、意見が収束する可能性がある。よって話し合いには根拠となる事実を入れる必要がある。
◉質問として問題の共有化を図り、そして問題を課題として取り組むような流れをつくる。
◉なぜを5回繰り返すと本質へたどり着く
◉質疑とは政策の事後検証(町は良くなったんだよね)、政策の事前検証(良くなるんだよね)。つまり決算で良くなったか検証する。また予算で良くなるんだよねを検証する。
◉地方自治法233条第5項
普通地方公共団体の長は、第三項の規定により決算を議会の認定に付するに当たつては、当該決算に係る会計年度における主要な施策の成果を説明する書類その他政令で定める書類を併せて提出しなければならない。
◉PDCAは政策の事後検証。EBPMは政策の事前検証。政策立案にEBPMを取り入れる必要がある。
◉内閣府 見える化データーベース
◉中間テストを止めている市町村がある
政策とは「自治体が目指すべきまち づくりの方向や目的を示すもの」になるし、施策と は「政策を実現するための方策」と捉えられる。 そ して事業とは「施策を実現させるための具体的な手 段」
議員が守るべき政治倫理
講師:弁護士 大田雅幸 氏