助け合い支え合い地域づくり会議に向けた事前学習

高畠町地域福祉計画に基づく課題整理と屋代地区の現況

① 困っても相談できない/相談先が分からない

【課題】

・情報が届かない→地域に『福祉案内人』(地域型コンシェルジュ)を配置

・相談窓口が周知されていない→『福祉支援ガイドブック』を全世帯に配布

・制度が複雑で分かりづらい→LINEや電話予約による多様な相談手段の導入

② 支援制度の“狭間”で漏れてしまう人がいる

【課題】

・複合的な課題に対応できない→地区単位での『包括支援チーム』の定期開催

・担当機関が分かれ連携が不十分

③ 地域のつながりが薄れ、孤立する人が増えている

【課題】

・声かけや見守りが当たり前でなくなった→『あいさつ運動+見守り』キャンペーンの実施

・担い手不足や高齢化で活動縮小→ボランティアへの交通費・謝金支給制度、若年層の参加促進制度

④ 制度が分かりにくく、使いづらい

【課題】

・福祉制度が縦割りで複雑→窓口に図解マップやチャート設置

・窓口の案内が専門的で分かりづらい→職員向け『伝える力』研修の実施

⑤ 8050問題や長期引きこもりに対応しきれていない

【課題】

・家族も高齢化し支援が入りづらい→アウトリーチ支援の導入

・本人の抵抗感が強く支援の糸口がない→『家族だけの相談会』の実施、ピアサポート(当事者支援)活動の推進

屋代地区 各自治会別 人口推計(2023〜2040年)

自治会名2023年2025年2030年2035年2040年
時沢190182167152136
野手倉152146134121109
日向9288817366
大笹生9389827467
細越108104958678
山越9894867870
根岸260249228208187
竹上7168625751
竹中8380736660
竹下5957524742
竹向147141129117106
深上259248228207186
西館9490837567
中組1201151059686
砂押9288817366
大新250240220200180
中才635609558507456
東本町13512911910897
西本町1201151059686
館の内10197898173
粡町8783766962
屋代山崎1231181089888
柏木目9894867870
三条目238228209190171
相森304291267243218
川沼8077706457

※各自治会の人口は以下の予測データの比率を基に算出したもので精度の高い値ではありません。

【人口と世帯構成(2023年度時点)】

・総人口:4,153人

・高齢化率:34.9%(65歳以上:1,449人)

・世帯数:1,376世帯(単身世帯率32.1%)

屋代地区 地域活動協力者数レポート(アンケート補正・将来推計含む)

本レポートでは、屋代地区の地域活動協力者数を推計するため、住民アンケート結果に基づく意向分析および未回答者の補正、さらに今後の人口推移を加味した将来予測を提示します。

1. アンケート結果の分析(令和4年)

調査対象者:2,200人
回答者数:950人(43.2%)
未回答者:1,250人(56.8%)

以下に、元のアンケート結果と、未回答者を「非協力的」と仮定して一部に振り分けた補正値の両方を示します。

付き合い意向アンケート回答者(n=950)補正後(n=2,200)解釈
とても親しく付き合いたい70人(7.4%)70人(3.2%)積極的な関与意欲あり
わりと親しく付き合いたい513人(54.0%)513人(23.3%)潜在的な関与意欲あり
それほど親しくしなくてよい282人(29.7%)907人(41.2%)協力には距離感あり
ほとんど付き合わなくてよい67人(7.1%)692人(31.5%)基本的に不参加傾向
無回答18人(1.9%)0人(0.0%)判断保留層(除外)

未回答者(1,250人)を地域活動への関心が低い層とみなし、「それほど親しくしなくてよい」および「ほとんど付き合わなくてよい」に均等に振り分けることで、より現実的な住民の意識構成を反映しました。

2. 実行率補正とその根拠

アンケート上の協力意向は高めに出る傾向があるため、実際に地域活動へ参加する人の割合を25%と仮定。

  • ・総務省や民間調査により、行動率は意向の約2~3割。
  • ・地域活動の担い手は固定化されており、意向と実行の乖離がある。
  • ・社会心理学でも、意向と実行の相関は高くないとされている。
3. 年次別 地域活動協力者数(意向ベース/実行ベース)
屋代地区40~64歳人口(推計)協力者(意向)協力者(実行)協力率(補正前)
2023132145811434.7%
2024129844311134.1%
2025128243010833.6%
2026126341710433.0%
2027124040210032.4%
202812213899731.8%
202912063779431.3%
203011873649130.7%
203111713538830.1%
203211463398529.6%
203311223258129.0%
203411083157928.4%
203510833027627.9%
203610592897227.3%
203710292756926.7%
20389992616526.1%
20399652476225.6%
20409402355925.0%

テキスト ボックス: [要因]社会変化。具体的には社会や他人への関心や依存が減ったから。その理由は、技術進歩により利便性が向上した事で自己完結できる社会となったためと、家族の人数が減る事により他人との接触点が減少したため。

【地域課題】

・地域のつながりが希薄化し、互助力弱体化した恐れ

・イベント中止が増加し、地域拠点の活用も減少

・除排雪や買い物支援など生活支援の担い手が不足

・地域活動に未参加の住民が45%以上

・参加しない理由は『人手不足』『高齢化』『情報不足』

・子ども会の解散など、組織の消滅

・[私見] 役員のなり手不足(自治体合併を検討しては?)

・[私見] 物価高等による経済力の低下

【住民の困りごと(アンケートより)】

・雪かき・雪下ろしの困難(40.5%)

・外出時の移動困難(20.8%)

・買い物困難(19.0%)

・日常的なつながりの欠如を感じる住民が一定数存在

【地域活動の実態】

・茶の間活動「ひなたぼっこ」や「やしろ自由学校」等を実施

・担い手が固定化、新たな人材確保が課題

・子育て世代が地域とつながる機会が少ない

【住民が望む支援・サービス】

・除排雪や外出・家事・買い物支援へのニーズが高い

・気軽で人間関係に負担の少ない参加の場が求められている

・総合相談窓口の設置や支え合い意識向上も要望されている

【他】

◯近所付き合いの程度について、ニーズ調査では半数以上の人が“親しく付き合っている”と回答していますが、その反面、“親しく付き合っていない”と回答する人も半数近くに上っており、これまでの調査に比べ親しく付き合っている人が大きく減少しています。

◯社会が便利になって故に、頼る経験が少なくなったため、逆に頼る事ができなくなった、頼る人がわからないとうい現象が発生している。

【地域コミュニティ再設計のアイデア】

① 「地縁」ではなく「関心縁・機能縁」による接点づくり

・子育て縁    子育て家庭限定のLINEオープンチャット、イベント

・食縁                                    地産地消マルシェ、レシピ交換会

・健康縁                              ウォーキングSNS投稿ラリー、高齢者の健康ポイント事業

・災害縁                              「防災名簿」ではなく、「災害時ゆるやかに助け合う仕組み」

② デジタルとリアルを組み合わせた「ゆるいつながり」設計

・LINE公式アカウントのセグメント配信(地域×関心×年代で情報を最適化)

・LINE公式アカウントで1クリック地域参加(例:除排雪協力にYES/NO登録)

・ポイント付与型の関与促進(ちょっとした手伝いや参加で地元商店券や特典)

➡ 頼らずとも「関わると得をする」動機設計

➡ 参加のハードルを“極限まで低く”

③ 「役割」と「承認」を小さくたくさん分ける

・「町内会長」ではなく「○○サポーター」「○○メッセンジャー」など極小単位の役割

・可視化された称賛:「◯◯回配達ありがとう!」「○○掃除に参加しましたバッジ」

➡ 参加の自由度と承認欲求の刺激で持続可能な関係性を育成

④ つながりづくりの“場”の再定義

    ・イベントではなく**「日常の用事のついでに出会う空間」**

例:支所窓口の一角に「雑談席」設置

                例:道の駅での「ちょっと手伝ってコーナー」

    ・「助けて」よりも「頼ってもらう」設計:高齢者が支援される側でなく“頼られる側”になる仕組み

【次のステップ】 再設計で生まれた組織同士を交流させ化学反応を起させる。

たかはたの地域づくり通信 vol.1

屋代地区づくり計画

地区の概要

 屋代地区は、高畠町の北西部に位置し、国道113号及び県道高畠・川西線が地区内を横断し、西部には東北中央自動車道(米沢・南陽道路)が縦している。また、旧山交高畠線の跡地を利用して造られた広域自転車道「まほろばの緑道」の大部分は代地区内を走っている。
 自然については、地区を東から西へと横断する形で屋代川及び和田川が流れ、それぞれ上川へと注いでおり、その流域沿いに耕地が拓けている。また、屋代川を挟んで出する竹森山、根岸山、相森山は大和三山になぞらえて「屋代三山」と称され、地区民に親しまれている。地区には、およそ1万年以上前から人が住み続け、縄文草創期の国指定史跡「日向洞窟」や「火箱岩史跡」、縄文のタイムカプセル「押出遺跡」など、歴史的遺産が多く存在している。
 産業とりわけ農業については、時沢地区を中心に山間傾斜地を利用した樹園地が広がる県内有数のぶどう産地であり、南東部はラ・フランスを始めとした西洋梨栽培の発祥の地でもある。
 文化面においても、日本のアンデルセンと讃えられる現代日本児童文学の先駆者浜田広介の生誕地であり、浜田広介記念館には数多くの作品が収蔵・展示されている。屋代地区公民館は、平成25年1月に防災センターを兼ねて改築した。太陽光発電及び蓄電装置を装備し、館内はバリアフリー、駐車場も広く、地区づくりや交流のとして親しまれている。
 教育面では、屋代小学校が耐震化の問題により、旧第二中学校を改修・移転し、学童保育所「クレヨンクラブ」を併設して、平成29年度にオープンした。また、屋代児童館は、令和2年にやしろ保育園に改名し社会福祉法人高畠三恵会運営となった。

屋代地区の具体的な取り組み

①「学び合い活動の推進」


【目的】
「学び」の機会を自由に選択して、生きがいをもって豊かな人生を送ることができるよう進めます
【取り組み方】
①住民のニーズや地域の実情に応じた多様な学びの機会を提供します。また、年代各層に応じた学習内容を考慮して学ぶことに関心をもってもらえる講座を行います。
②定例化が可能な事業については、工夫を凝らし継続していきます。自主的に活動できる事業(団体)については、団体結成から活動が継続できるようサポートをします。
【具体的な事業例】
・料理教室(みそ、麹、季節の行事食、地域の食材、伝統料理、バレンタインデーやホワイトデーのお菓子、男性、親子対象)
・芸術文化団体連合(菜の花会)への支援
・教育キャンプ(中学生増員)
・各種講座(アウトドア講座、サバイバル体験、竹かごづくり、雪囲い講座、クラフト講座・クリスマスリース、しめ縄、フラワーアレンジメント・スマホ教室)
・文化祭参加・出展
・新しく活動を起す団体への支援


②「スポーツで健康増進」

【目的】
スポーツに楽しみ、体を動かすことの楽しさを体感し、地区住民の健康増進とコミュニケーションを深め、心身の健康がれるよう推進します。
【取り組み方】
①誰もが気軽に行える軽スポーツやウォーキング、ジョギングなど、健康づくりの場をつくります。また、それぞれの関心・体力に合わせて参加できるスポーツを実施します。
②高齢者講座や各種事業をとおして地域ぐるみで健康づくりに対する意識を高める機会を設けます。
③100歳体操やげんき学校をはじめとする各種サロンやサークルの活動を推奨します。
【具体的な事業例】
・運動会・健康運動教室
・ゆるいスポーツ活動の推奨(リアル野球盤、シャフルボード、スリッパ卓球、カローリング等)
・健康ウォーキング・ジョギング(緑道道・屋代川河川管理道の利活用)
・雪上かるた取り大会・地区内サイクリングイベント


③「人と人との交流の推進」

【目的】
人と人とが交流し、親近感及び連帯感を高め合い、心温まる地域づくりを推進します。
【取り組み方】
①子どもから高齢者までの異世代間の交流を進め、だれもが気軽に集い、人と人とが出会い関わり合いを結べる事業を開催します。
②若者地域支援事業や若者が地域で集まる機会を推進します。
③各自治公民館での活動や各種サロンや各居場所づくりの活動を支援していきます。
【具体的な事業例】
・地区文化祭や冬まつりや夏まつりの実施
・自治公民館への活動推奨
・清拭布の取り組み
・ボランティア活動団体への支援
・調理ボランティア・ひだまりサポターの推進
・幼児・小学生・中学生と地域住民の交流
・小学生による高齢者へのタブレットの使方教室
・地域役員の交流(ひだまり焼肉ビアパーティー、新春顔合わせ会)
・切れ目ない世代での地域活動の推進(Wagaishu)や地区外の若者との交流
・居場所づくり(若者、乳幼児と母親、高齢者、障害者等)
・高齢者も楽しめる昔遊び
・朝市・アベマキ大学、老人クラブの活動支援
・各種団体(区長会、自公連、子ども会等)の支援


④「みんなで支え合う住み良い地域づくり」

【目的】
少子高齢化が進み核家族世帯や高齢者世帯・一人暮らしの方が増えています。また、近年は大規模な地震や水害等が多発しており防災体制の整備、各種団体や住民同士による助け合いや見守りなどの支え合いのしくみづくりを行い安心して暮らせる地区づくりを目指します。
【取り組み方】
①たがいに声をかけ合う活動を進め、年を重ねても安心して住み続けられるよう、地域の課題(除雪や人手不足等)に向き合い、支え合いの仕組みづくりを検討します。
②元気な高齢者においては、生活支援の担い手として活躍を広げてもらえるように支援していきます。
③災害に強い地区をめざし、自主防災組織の活動を奨励し地域の防災力の向上を図ります。
④民生委員・児童委員連絡協議会や交通安全協会、防犯協会等の諸団体と連携を図り、各種活動を支援します。
【具体的な事業例】
・地域安全点検マップづくり(更新)
・自主防災組織・環境衛生組合・安全協会・防犯協会・民生委員児童委員活動への支援
・放課後子ども教室「やしろ自由楽校」の開催
・小学生から敬老者へのお手紙活動への支援
・災害に強い地域づくり(一日避難所・災害福祉マップづくりへの支援)
・見守り活動(家)への支援
・事業ボランティア活動の推進(除雪、買い物、手足、除草)・・困っている人へのお助け隊


⑤「持続可能な地域づくり」

【目的】
人口減少社会において、工夫を凝らしながら先人から受け継いだ地区内の美しい郷土を守り、豊かで快適な環境づくりをすすめます。
【取り組み方】
①地区全体で行う清掃活動や不法投棄回収活動などを推進すます。また、自治会や育成会で実施する清掃活動等を支援します。
②廃棄物の減量化や、資源の有効利用をサポートする事業等を実施します。
③屋代三山や緑道などの地域の資源を守る事業を行います。
【具体的な事業例】
・やしろボランティア清掃
・環境衛生組合長会による不法投棄の回収
・雪折れ等による果街の不要木の有効活用
・屋代三山散策道の整備
・ふれあい公園管理への支援


⑥「地域資源の活用と歴史文化の継承」

【目的】
地区を学ぶことは、私たちの原点であり心の財産となります。「郷土の財産」を知り、それらを生かし、地愛を深める地域づくりを進めます。郷土の財産とは、人、景観、歴史、文化、伝統芸能、風習、産業、生業、食文化など多岐にわたります。その中で最も大切な財産は「人」そのもので「人材」育成をします。
【取り組み方】
①数多くある郷土の財産を知り、触れ体感できる各種事業を行います。
②過去に地区公民館運営委員会で作成した「屋代八景と歴史マップ」及び「おらほの自慢」を活用し、地区の歴史・文化を再発見する事業を行います。
③SNS 等で地域の財産を発信し、地区内外の多くの人に屋代地区の魅力を知ってもらうきっかけづくりをします。
④若者・女性・高齢者・専門知識や特技・技能を持つ人等の多様な人材から地区づくりに関わってもらい、新しい感性を地区づくりの視点にいれます。

屋代地区づくり計画活動実績(平成29年度~令和3年度)

当計画は、屋代地区公民館運営委員会が主体となり、推進を図ってきた。(年5回程度開催)

1 知力・体力を高め、楽しみの輪を広げ、生きがいを持ち続ける地区づくり

健康づくり講座
月1回、健康講話・運動実技・健康チェック、減塩弁当試食等を行い、健康的な生活習慣づくりに取り組んだ。げんき学校が1回/月、自主運営を継続している。

〇高畠石を膨ってみよう
高畠石を使って創作物をつくる講座を、石家指導の下実施した。

◯ すこやか屋代地区民運動
コロナ禍で運動会代替事業として実施した。密をさけて個々の運動習慣や運動のきっかけづくり機会となった。

2.交流を深め、心温まる安全・安心な地区づくり

〇 やしろ冬まつり
参加団体が思考を凝らした鍋をつくる鍋合戦や広い駐車場を活用した「やしろ冬
まつり」を実施した。巨大滑り台、雪上かるた取り大会、スノーフラッグ大会、宝探しなどを行った。

〇 若者地域育成事業
地域に住む20代・30代の若者が中心となり、企画や地域活動について話し合い事業を実施した。「オリジナルブレンド婚活」や「竹森山にベンチを作ろう!」などの事業アイデア会議から当日の運営まで自から作りあげている。

〇 地域安全マップ
各種団体より情報収集や調を行い、新たな安全マップを作成し屋代地区全戸に配布した。

〇 防災研修会
各自主防の役員や区長や民生委員等を対象にした防災研修会を開催した。
台風19号で被害状況を地区の地図に落とし込むなど研修を重ね、全自治会に自主防災組織が結成された。

3.郷土を愛し、美しい環境を守り続ける地区づくり

〇大人の社会科見学
町内のセゾンファクトリーやオカムラなどの企業や町文化施設等を訪問し説明を聞き、知識や教養を高めることができた。

〇伝統の料理教室
和田の「ゆうきの里さんさん」に行き無農薬米と大豆で味噌づくり教室を行った。また、麹教室では、麹について学びながら料理教室をおこなった。


〇 竹森山散策道等整備事業
竹森山の散道の下刈りや倒木処理、看板の再塗装等の環境備を行った。その後、山頂で竹森山の歴史について学んだ。

現状と課題

少子高齢化や人口減少社会の到来、核家族化や高齢者単身世帯・高齢者のみ世帯の増加など生活をとりまく環境が大きく変化しています。また、定年延長や女性の社会進出に伴う子育てと仕事の両立、男性の育児参加、農家の後継者不足など地区内の状況や価値観が大きく変わってきました。各自治会内では若妻会や婦人会、老人会などの組織がなくなり自治会内の事業の実施も難しくなってきています。また、各種団体において、担い手不足がさけばれ役員等の負担も大きくなってきているとの声もきかれます。
青少年は、少子化の中、スポーツの多様化や親の負担等もあり、屋代スポーツ少年団員の減少がみられます。また、塾やスポ少、SNS やゲームに時間を費やし、地区事業(育成会事業を含む)にまで無味を持ちにくくなってきています。そのような状況の中、教育キャンプややしろ自由楽校は、多様な経験をすることができる貴重な事業になっています。
若者は、SNSで多くのつながりを持てるようになった反面、組織的な集まりの場がなく、同世代の仲間、先輩後輩の交流が少なってきており、地域づくりに目が向かなくなってきています。そのような中、地区づくり事業を通して若者のネットワークづくりを進めてきました。
現役世代は、仕事や子育て各種役員等に追われ、趣味や健康に目を向け自分の時間を持つことが難しくなってきています。
高齢者は、現役で働く人も増える一方、老人クラブがない集落が多く、アベマキ大学受講者も減少しています。定年後に地域とどう関わりあっていくのかが課題となっています。また、健康寿命を延ばす取り組みも求められています。
近年は、地震や水害等の自然災害が増え、防災に対する危機意識や重要性が改めて再認識されています。令和2年度に屋代地区自主防災組織連絡協議会が組織されました。今後は、地区住民同士による「地域住民の命を守る」取り組みが求められています。
地区は、国指定の史跡「日向洞産」「火箱岩洞窟」や、国の重要文化財である押出遺跡出土の「彩漆土器」など数多くの文化財や「浜田広介先生」「緑道」「ラ・フランスやぶどう等のフルーツ」など、多くの資源に恵まれています。今後は、多くの地区民に無味と関心を持ってもらい地域資源の活用が望まれています。
新型コロナウイルス感染症の影響で地区事業を始め各自治会やサークル活動も縮小」
や中止が相次ぎ、地区民同士の交流も減ってきています。また、生活様式や価値観の変化があり、そのような変化に対応した事業の実施も必要となります。そのような中にあっても、やしろ地区の未来をつくるのは「人」であり、地区づくりの要に「人」
づくり掲げ、心豊かに暮らせる持続可能な地区づくりを進めることが求められています。

地区のめざす将来像

こころ豊かに暮らせるまち
香りたかいひだまりの里 やしろ

重点課題

助け合い支え合い地域づくり会議 6/24

◉介護保険制度が2025年から要支援1と2を要支援制度から外した。地域で支援してくださいという形となった。
◉社会性+役割=社会参加となる。
◉社会参加している人は、うつ病のリスクが7分の1に。特に男性でうつ発症を著しく抑制することがわかった。
◉ふくしとはだんのらしのあわせ。
◉動機づけは我が事とする。自分事とする。自分もみんなもいずれ支えられる立場になる事を理解してもらう。そうすると自分ごとになる可能性がある。
◉老人福祉相談員は各地区1名づつ存在する。どんな役目かあとで調べる。
◉ひなたぼっこに来る理由は、「楽しいから」






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