ジチタイワークスより

奄美市、電子契約の全庁導入で業務効率とコストを大幅改善

奄美市は、契約業務における時間・コスト・手間の大幅削減を実現するため、令和4年度に電子契約を全庁導入しました。

従来は、東京への契約書郵送に最短4日、押印のための職員の移動に片道30分以上を要し、年間約1,200件の契約が職員と事業者の大きな負担となっていました。しかし、電子契約導入により以下のような効果が得られました。

  • 作業時間:1件あたり約15分短縮
  • 印紙代:約240万円/年 削減
  • 郵送費:約16万円/年 削減
  • 工事契約の電子化率:94.3%達成

さらに、契約手続きがすべてパソコン上で完結することで、作業負担が劇的に軽減。電子契約の活用が進んだことで、職員のデジタル化への意識も大きく変化しました。

現在は、「紙と電子の混在による煩雑さ」という課題解消のため、電子契約100%を目指す取り組みが進行中です。業務の“当たり前”を見直し、職員と事業者双方にメリットを生む奄美市の事例は、他の自治体にも大きなヒントを与える取り組みとなっています。

湯梨浜町、都市部の副業人材活用で地域経済とDXに活力

湯梨浜町では、町外勤務者が多く地域内での経済循環が低いという課題に対し、都市部で活躍する副業プロフェッショナル人材を活用する仕組みを導入しました。

◆ どのような仕組みか?

この取り組みは、マッチング支援会社「みらいワークス」が運営する副業人材プラットフォーム「スキルシフト」を活用し、町内企業と都市部の副業人材をつなぐものです。
具体的には以下の流れで実施されています。

  1. 町内企業が課題やニーズを提示
  2. 副業希望者がスキルと実績をもとに応募
  3. 月額約5万円の報酬でマッチング成立
  4. オンライン中心に継続支援(商品開発、業務改善など)

町は企業向けにセミナーを開催して導入を啓発し、同時に副業人材向けには現地ツアーを通して地域課題への理解と意欲を高めました。

◆ 主な成果と効果
  • 2年間で10件の実践的マッチングを実現
     例:ふるさと納税返礼品の開発支援、企業の販路開拓、庁内のDX推進など
  • 町役場のDX化が加速
     副業人材のサポートにより、DX担当職員の業務が明確化・効率化され、大きな前進を達成。
  • 関係人口の創出
     自費で現地ツアーに参加する都市部人材が、湯梨浜町に関心を持ち、継続的な関与へと発展。
  • 町内への人材流入と外部知見の導入が同時に進行
     副業人材との連携により、これまで町内にない視点・技術・経験がもたらされている。

町では、こうした成功事例をもとに事業の継続と拡大を検討中です。「まずはスモールスタートで動いてみることが大切」との姿勢で、他自治体にも導入可能な現実的かつ効果的なモデルとして注目されています。

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