マーケティング入門①

マーケティングとは

◉難しく言うと『マーケティングとは「顧客の欲求を満たすために企業が行うあらゆる活動の総称」』

◉簡単に言うと『売上向上などの目的を達成するための一連の活動』

◉なぜマーケティングの知識が行政に必要かというと、町の多くの活動や情報伝達手段が大衆向けで効果が薄くなっている事が一つです。それに施策は実行すれば成果をなしたような評価を受けていると感じます。一般企業であれば、新事業を実施したからだけでは評価に値しません。売上上昇などの成果を果たしてナンボです。マーケティングの考え方を取り入れる事で、事業や施策の有効性の向上や情報伝達の効率化が図れると考えます。

顧客行動

AIDMA(アイドマ)

AIDMAとは、消費者の購買決定プロセスを説明するモデルの1つ。

消費者はまず、その製品の存在を知り(Attention)、興味をもち(Interest )、欲しいと思うようになり(Desire)、記憶して(Memory)、最終的に購買行動に至る(Action)という購買決定プロセスを経る。このうち、Attentionを認知段階、Interest、DesireおよびMemoryを感情段階、Actionを行動段階と区別する。

似たようなモデルにAISASがあります。アイサス(AISAS)とは、 インターネット上で消費者がある商品を認知してから購買に至るプロセスで、Attention(注意)→ Interest(関心)→ Search(検索)→ Action(購買)→ Share(情報共有) の頭文字を取ったもの。

SIPS(シップス)

「共感する(Sympathize)」→「確認する(Identify)」→「参加する(Participate)」→「共有 & 拡散する(Share & Spread)」の頭文字をとった、企業のコミュニケーション・プランニングなどにおいて、ソーシャルメディアを積極的に利用している生活者を考える上でのひとつの概念。従来のAIDMAやAISASに取って代わるものではなく、あくまでもソーシャルメディアの浸透を契機に、消費者における情報の取得経路や消費への動機づけが変容している点に注目し、消費のあり方そのものや社会意識の変化も含めて、消費者の行動を「消費者視点」でより深く掘り下げている。

セグメンテーション

セグメンテーションとは消費者を分類する事です。以前は、はっきりと消費者層を分類せずに宣伝を行ってきました。このような一般大衆向けにマーケティング活動を行う事をマスマーケティングといいます。マスマーケティングは消費者行動が細分化した現在は有効な手法ではありません。具体的には昔はテレビの影響力強くCMの効果は絶大でした。またチラシ類も有効な情報伝達媒体でしたが、現在はメディアの多様化、情報過多となり、CMやチラシの影響力は格段に落ちてます。そのような状況の中で予算を抑えつつ効果的に宣伝を行うには、消費者層を絞らなくてはなりません。

STP分析におけるセグメンテーション

STP分析とは、事業戦略やマーケティング戦略を立案するための分析手法です。

  • S:セグメンテーション(segmentation)
  • T:ターゲティング(targeting)
  • P:ポジショニング(positioning)

STP分析では、ターゲティング・ポジショニングを行う前にセグメンテーションを実施し、ターゲット選定や市場における製品・サービスのポジションを具体化していきます。セグメンテーションを軽視していると、マーケティング戦略全体に歪みが生じてくる可能性もあるため、セグメンテーションは綿密に行わなければなりません。

マーケティング戦略のステップ

マーケティングプログラムを実行するステップは以下のようになります。

①市場調査(マーケティングリサーチ)
②市場細分化(セグメンテーション)
③ターゲッティング
④ポジショニング
⑤マーケティングミックスの策定(4P=Product・商品、Price・値段、Promotion・広告、Place・流通)
⑥実行
⑦分析

※セグメンテーションは市場や顧客を特定の条件で分類する工程です。 そしてターゲティングは、セグメントのなかから自社がねらっていくグループを選び出す工程。

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