少子化対策で人口が増加し始めるのは何年後?

合計特殊出生率(現在1.3人)を改善すれば、10年後とか20年後に人口が増加しはじめると多くの人は思っているかと想像します。それが想像通りかシュミレーションしてみましょう。以下のグラフは条件が現状と変わらなかった場合の高畠町の人口シュミレーションです。

※出典=一般社団法人持続可能な地域社会総合研究所

持続可能な地域社会総合研究では22年後の2045年に高畠町の人口は1万5000人を切ってしまいます。一方、高畠町の「たかはた未来創生 人口ビジョン」では以下のようなシュミレーションをしてます。

じゃどちらが正しいのという疑問がでます。両者とも国勢調査を基にしておりますが、持続可能な地域社会総合研究は2015年を起点としてますが、高畠町は2010年を起点としてます。要するに高畠町の方が古いという事です。近年合計特殊出生率が低下している事、更にコロナ禍により亡くなる人が増えている事を考慮すると、高畠町より持続可能な地域社会総合研究の方が当たる可能性が高いのではと考えます。

話を戻します。少子化対策で人口が増え始めるのは何年後か調べてみましょう。持続可能な地域社会総合研究の合計特殊出生率を現状値から同サイトに入力出来る最大値である4人に変更した結果が以下のグラフです。

見ての通り2060年になってもり、右肩下がりは止まりません。要するに一人の女性が子供を4人出産しても、人口増加には転じません。ならば今行っている少子化対策は何年後の未来のため?100年後でしょうか?少子化対策は必要だと痛感しますが、それより今生きている人のためにもっとすべき事があるのではないでしょうか?

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