為になる話

「為」という漢字の意味をみなさんは知っているでしょうか?

goo辞書によると…

  1. 利益があること。役立つこと。
  2. 原因・理由。わけ。
  3. 目的や期待の向かうところ。
  4. 一定の関係のあること。…にとっては。
goo辞書より

更に広辞苑では「利益、利得、幸福」という候補が1番目に掲載されてます。

実は"為"は、ご利益があって幸福に近づけるというのが、本来持っている意味となります。

しかし現在はgoo辞書で言えば2番目の「原因・理由。わけ」や、3番目の「目的や期待の向かうところ」という使われ方が多くなってます。

本来の利益や幸福という意味が抜けてしまってます。

言葉は変化するので、それは別にいいのです。

もし言葉の変化を許容しなかったら、明治時代の言葉を現代でも使わなければなりません。

いや江戸時代、もっと前の縄文時代の言葉を使い続けなければなりません。

そんな事は非現実的ですよね。

文化と一緒に言葉も変化してしかるべきです。

でも言葉の変化が時代と文化の変化によってもたらされたのであれば、致し方ないのですが、第三者の意志で意図的に変えられたのでは納得がいきません。

実は大東亜戦争(第二次世界大戦)後に、GHQによって多くの漢字を当用漢字に書き換えられました。

一時は漢字廃止論まで出たほどです。

流石にそこまではなりませんでしたが、本来の漢字の意味を失われるようたくさんの漢字が変更されてます。

一つ一つはいずれ紹介させていただけたらと思います。

話を戻します。

為はGHQによって変えられたものではないですが、時代の流れとともにニュアンスが変化してしまってます。

あくまでは幸福やご利益を得る行為そのものですが、現代では英語のforになってます。

forを辞書で引くと「…のために、…にとって」のような前置詞です。

前置詞としてを使うのであれば、「悪事のため…」など、悪い意味での使い方もありでしょう。

しかし何度も言いますが、為は幸福やご利益です。

本来の意味や使い方からすれば、悪い意味での使い方はNGとなるでしょう。

現代の使い方としては悪い意味での使い方もありですが、個人的には本来の為を意味を噛み締め、為という行いを重ねて行きたいと思います。

この話も為になったら幸いです。

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