情報のマッチング(酒田市)
多くの市町村の情報発信のツールは市報(町報)がメインとなっているかと思います。
しかし町報では、必要な人に必要な情報が行き届かないと思ってます。
興味のない人は町報を全く読みません。
例えば・・・
例えば母子家庭のある女性がいたとします。
ここでAさんとします。
Aさんは町報を見たことがありません。
興味がないからです。
ところで、Aさんの大学生の息子さんが県内に就職する事にしました。
Aさんの家庭は母子家庭のため、経済的余裕がありません。
息子さんが借りていた奨学金の返済もこれから始まります。
そんな時に「やまがた就職促進奨学金返還支援事業」を知っていたら、返済を県から支援してもらえます。
しかし町報に興味がないAさんはこの事業を知らずに毎月奨学金を返済する事となりました。
もしAさんに「やまがた就職促進奨学金返還支援事業」が伝わっていれば、おそらく利用していたでしょう。
町報という媒体の力は現在かなり衰退います。
現代人は自分が必要な情報しか得ようとしません。
情報経路や情報源も限られており、行政が発する情報が行き届いていません。
40台以下に情報を伝える媒体として、テレビでは無理です。もちろん紙媒体も有効性が低いです。
ホームページはもちろんの事、Facebook、Twitterもツールとしては力不足です。
一番情報の有効性が高いのはLINEです。
このLINEを活用して必要な情報を必要な人に届ける仕組みを構築すべきと考えていたら、酒田市がやってくれました。
もっと改善すべきと思う点はありますが、活用法の事例としてとてもすばらしく思います。
興味のある方は是非見て下さい。